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November 12, 2019

北ドイツ最大の都市であるハンブルクは、エルベ川の河口から100㎞入った場所にある港湾都市として、かつて貿易・商業を通じて大きな発展を果たしました。その歴史というのは、街の至るところに見られますが、その中で最も重要なのが、ドイツ語でシュパイヒャーシュタット(Speicherstadt)と言われる倉庫街です。この地区は、2015年に「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街」としてユネスコ世界遺産にも登録されました。現在は、昔の街並みを維持しながら、オフィスや文化施設などが集まる魅力的な地区へと生まれ変わっています。このシュパイヒャー...

November 2, 2019

ドイツの首都であるベルリンには多くの美術館があります。その中でも有名なのは世界遺産にも選ばれている博物館島。ですが、ベルリンや隣町であるポツダムでは、それ以外にも多くの素晴らしい美術館があります。また、そこでは期間限定の特別な展示も行われています。そこで今回は現在開催中、もしくはこれから開催される、ベルリンとポツダムのお勧めの特別展について紹介します。

「オリジナル、バウハウス」展、ベルニッシュギャラリー

2019年はバウハウス設立から100周年の記念の年です。そのためドイツ全土で様々な展示が行われています。そんなバウハウスの展示で現在...

September 30, 2019

2019年はバウハウス誕生100周年の年です。バウハウスは建築やデザインを教える学校として1919年から1933年までドイツのヴァイマールとデッサウ、そしてベルリンで先進的な教育を行ってきました。そんなバウハウスの記念の年を祝って、ドイツ各地で様々な関連イベントが開催されています。また関わりのある土地ではバウハウスを取り扱う美術館が開館しています。バウハウス生誕の地であるヴァイマールには4月に、そしてバウハウスの校舎があるデッサウには9月に美術館が開館しました。そこで今回はデッサウにできたバウハウス美術館デッサウについて簡単に紹介し...

September 14, 2019

今やハンブルクと言えばエルプフィルハーモニーというほど、この建築は街の新名所として馴染んできました。2017年に完成したハンブルクの新たな音楽堂は、東京にあるプラダブティック青山店を手掛けた建築家としても有名なスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン設計の建物です。オーケストラの本場であるドイツでは、ハウス・シャロウン設計のベルリン・フィルハーモニーやゴットフリート・ゼンパー設計のゼンパー・オーパーなど、各地に有名建築家による音楽堂が建てられており、そこで演奏される音楽だけでなく、演奏が行われる建築も非常に魅力的なものが多くあります。今回...

February 26, 2019

50年以上の歴史を誇るベルリン・グリップスシアター(GRIPS Theater)の代表作、「地下鉄1号線(原題: “Linie 1”」を鑑賞してきました。

舞台は東西に分裂されていた時代のドイツ、べルリン。西ドイツの小さな町出身の少女が、ミュージシャンの恋人を探しに大都会の西ベルリンに到着するところから物語は始まります。

地下鉄1号線の電車内で、大都会ならではの強烈な個性のキャラクター達が出会い、関わっていく様子がユニークな音楽と一緒に愉しめます。

このミュージカル「地下鉄1号線」は、1986年にグリップスシアターで初上演されてから大人気...

November 26, 2018

ブランデンブルク門から南に歩いていくと、街の中心部にも関わらず、空白のように大きく開けた場所に出会います。それが、今回紹介する「ホロコースト記念碑」です。第二次世界大戦でナチスの迫害を受けたユダヤ人に関する施設としては、ユダヤ博物館がベルリンにはありますが、そのユダヤ博物館が水平垂直がないようなジグザグの建物であるのに対して、ホロコースト記念碑はきれいなグリッドからなるきれいな構成となっています。今回は、そんなホロコースト記念碑について詳しく見ていきましょう。

この施設の「ホロコースト記念碑」という名前は実は通称で、正しくは「虐殺され...

November 17, 2018

年中観光客やおしゃれな若者達で賑わうハッケシャー・マルクト。そこでも特に人気のハッケシャー・ヘーフェですが、この8つの中庭を囲む職住複合建造物の一角に、オットー・ヴァイト盲人作業所博物館はあります。

賑わう界隈の中でもひときわ異なった雰囲気で静かに佇む入口を抜け、建物の2階に進みます。今ではナチスドイツへの抵抗運動を記録する「オットー・ヴァイト盲人作業所博物館」となっているこの建物には、かつてブラシ製造作業所がありました。  

第二次世界大戦開戦直後、ナチス政権が反ユダヤ政策をすでに推し進めていた1940年、自身も目が不自由なオットー・...

September 15, 2018

ベルリン観光コースの定番、ブランデンブルク門とそこから続く大通り「ウンターデンリンデン」を少し入ったところにベルリン・フンボルト大学が誇る図書館、Jacob-und-Wilhelm-Grimm-Zentrumはあります。

200万冊というドイツ国内でも最大級の蔵書を誇るこの大学図書館は、スイスの建築家Max Dudlerによって設計され2009年にオープンしました。

広々としたスペース、重厚な建物に圧倒されること間違いなし、そして本好きな人ならドイツ語がわからなくてもたくさんの本に囲まれうっとりしてしまうのではないでしょうか。自分の読み...

August 27, 2018

ユダヤ博物館はニューヨークやロンドンをはじめとして、アメリカやヨーロッパ各地にあります。その中でも今回取り上げるベルリンのユダヤ博物館は、ドイツの歴史的な背景から展示内容において特別な意味を含んでいます。それに加えて、2001年に新たにオープンした建築家ダニエル・リベスキンドによる建物によって、建築そして空間自体でも多くのことを感じ体験できる博物館となりました。今回は、そのベルリンにあるユダヤ博物館について詳しく見ていきましょう。

まず、新たにオープンした建物を手掛けた建築家ダニエル・リベスキンドについてですが、ポーランド出身の彼の...