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十年に一度のアートフェス!ミュンスター彫刻プロジェクト


二年に一度のビエンナーレ、三年に一度のトリエンナーレ、日本を含む世界各地でこのようなアートイベントが開催されていますが、ここミュンスター(ドイツ北西部ノルトライン=ヴェストファーレン州)で行われているのはなんと十年に一度(!)のイベント【 ミュンスター彫刻プロジェクト(Münster Skulpture Projekte)】です。

このイベントは単純にアート作品を街に集めて展示しているわけではなく、公共空間と芸術作品の関係性をテーマとしていることが特徴。

なぜかというと1970年代、現代美術家のアート作品を公共の場に設置することとそれに反対する市民からの猛抗議という論争がこのイベントの発端となっているため。

それ以来、公共空間と芸術のあり方について芸術家と市民の側両方から問い続けるイベントとなっています。

今回は五回目の開催。

こちらは使われなくなったアイススケートリンクを活用した作品。まるで別の惑星に来たかのような不思議な感覚に陥りました。

市内の各地に点々と展示されている野外作品を地図を片手に見つけていくのはスタンプラリーのような楽しさもあります!

レンタサイクル(1日8€)がとても便利でした。

日本人アーティストからは田中功起氏、荒川医氏が参加しています。

作品は野外だけでなく美術館や市庁舎の中に展示されているものもあります。それらの入場はすべて無料! 芸術に対する敷居が低く、人々に開かれているのが良いですね。小学生の集団から高齢者のカップルまでが街を歩き、アートにたっぷり触れていたのが印象的でした。

6/10に始まったこのイベントも10/1で終了。

次回は十年後です…。

今回行けなかった方はぜひ十年後に!

ミュンスター彫刻プロジェクト

公式サイト

https://www.skulptur-projekte.de/#/

●ガイドやチケットの手配などを行っています。詳細などについては是非一度お気軽にご相談下さい。様々なご要望にお応えできると思います。

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