50年以上の歴史を誇るベルリン・グリップスシアター(GRIPS Theater)の代表作、「地下鉄1号線(原題: “Linie 1”」を鑑賞してきました。
舞台は東西に分裂されていた時代のドイツ、べルリン。西ドイツの小さな町出身の少女が、ミュージシャンの恋人を探しに大都会の西ベルリンに到着するところから物語は始まります。
地下鉄1号線の電車内で、大都会ならではの強烈な個性のキャラクター達が出会い、関わっていく様子がユニークな音楽と一緒に愉しめます。
このミュージカル「地下鉄1号線」は、1986年にグリップスシアターで初上演されてから大人気となり映画化もされ、初上演から33年たった今でもこのシアターの目玉作品です。
グリップスシアターの魅力は何と言っても舞台と客席の距離。
客席のすぐ目の前で、舞台の段差もなく物語が繰り広げられ、まるで自分がその作品の世界に入り込んだかのよう。
この作品「地下鉄1号線」に限り、舞台の両端に英語の字幕が表示されます。
80年っぽい音楽を生演奏するのは1986年の初上演から変わらず演奏し続ける今や初老のバンドマンたち。かなりパワフルです。
時代が移り変わっっても決して色褪せる事なく、逆に新たなベルリンの魅力を発見する事ができるこの作品は、定期的にベルリン・グリップスシアターで鑑賞することが出来ます。

●GRIPS Theater
住所: Altonaer Straße 22
10557 Berlin
(最寄駅: 地下鉄9番 「Hansaplatz」駅)
電話番号:
030 - 39 74 74 77
上映スケジュール、チケットのプライスは以下の公式サイトでご確認ください。