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  • 執筆者の写真neubeck

ライプツィヒで触れるクラシック音楽の文化


ベルリンから日帰りで訪れる大都市と言えば、ライプツィヒがその代表かもしれません。ベルリンから約120キロ離れた街は、ドイツ版新幹線で約1時間ほどで訪れることができます。ハンブルグやドレスデンなどそれ以外の大都市は1時間半以上かかるため、ライプツィヒはベルリンから最も訪れやすい大都市なのです。

そんなライプツィヒで有名なのは文化。特にバロック音楽の代表的な作曲家バッハが創作活動を行っていたためクラシック音楽の街として知られています。音楽文化の伝統は今も変わらず受け継がれています。その代表と言えるのはライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団。今も現存する管弦楽団では最も古いものの一つです。このように街には音楽文化が根付き、世界中のクラシック音楽ファンが訪れています。

今回私が訪れたのはバッハが長年にわたって音楽監督を務めたトーマス教会。そんな教会には様々なバッハの面影が残されています。その一つがバッハのお墓。教会内部の祭壇近くにバッハの名前が刻まれた墓があります。また設置されているパイプオルガンは2000年の修復の際にバロック様式のものが設置されました。そのためここではバッハの生きていた時代のパイプオルガンの音色を聴くことができるのです。

このような教会でもう一つ有名なのがトーマス教会少年合唱団。13世紀に創立された合唱団は2012年には創立800年を迎えたほど、長い歴史を持っています。現在でも教会で公演が金曜日、土曜日にモテット(宗教音楽の声楽)、カンタータ(声楽音楽)の公演が行われ、その歌声を聴くことができます。特に土曜日はゲバントハウス管弦楽団の伴奏でバッハのカンタータが歌われるので是非時間を合わせて訪れて欲しいです。

私が訪れた日は残念ながら合唱団の公演が行われない日。ですが教会の建物の中にはパイプオルガンの音色が響いていました。詳しくはわからないのですが、どうやら演奏の練習をしているようです。重厚なパイプオルガンの音が建物の中を満たし、多くの訪問者が椅子に座って聴き入っています。私もしばし時間を忘れて素晴らしい演奏を楽しみました。

ライプツィヒはクラシック音楽にとって重要な街です。そんな音楽の文化を楽しむのであれば、トーマス教会を訪れてみてはどうでしょうか。そこでは長い歴史を持つ少年合唱団の歌声を楽しむことができます。それだけでなく様々な形でライプツィヒが持つ音楽文化の凄さを感じることができるでしょう。 ●トーマス教会 (Thomaskirche) アドレス: Thomaskirchhof 18, 04109 Leipzig 最寄り駅: Thomaskirche(トーマスキルヒェ):路面電車9号線 / バス89番など 拝観時間: 毎日9:00~18:00(特別礼拝やコンサートなどの例外あり) ホームページ: http://www.thomaskirche.org/ トーマス教会少年合唱団による公演 公演時間: 毎週金曜18:00 / 土曜15:00~(演奏旅行期間などを除く) プログラム料: 2ユーロ ●ガイドやチケットの手配などを行っています。詳細などについては是非一度お気軽にご相談下さい。様々なご要望にお応えできると思います。 Berlin Easy stay MAIL:info@berlineasystay.com TEL:0049 30 8574 3927 電話受付時間(ドイツ平日) 9:00~13:00(日本時間16:00~20:00)

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