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K. H.

(バウハウス)デッサウに誕生したバウハウス美術館デッサウ

更新日:2019年12月18日


2019年はバウハウス誕生100周年の年です。バウハウスは建築やデザインを教える学校として1919年から1933年までドイツのヴァイマールとデッサウ、そしてベルリンで先進的な教育を行ってきました。そんなバウハウスの記念の年を祝って、ドイツ各地で様々な関連イベントが開催されています。また関わりのある土地ではバウハウスを取り扱う美術館が開館しています。バウハウス生誕の地であるヴァイマールには4月に、そしてバウハウスの校舎があるデッサウには9月に美術館が開館しました。そこで今回はデッサウにできたバウハウス美術館デッサウについて簡単に紹介します

美術館の建物はデッサウの街でひときわ目立つ現代的なものとなっています。建物は直方体で装飾の無いシンプルな外観。唯一の装飾的なものは美術館の名前を示すネオンライト。そのため美術館の存在を知らなければ、何の建物なのかわからないかもしれません。当時バウハウスの校舎がデッサウの街で存在感を放っていたように、現代のデッサウの街で新しいバウハウス美術館は強い個性を感じさせています。そのためバウハウスが持つ革新的な精神は、新しい美術館の建物に引き継がれているのかもしれません。

今までデッサウでのバウハウスの展示はバウハウスの校舎で展示されてきました。ですがバウハウス美術館デッサウの開館に伴い、資料の展示は主にこちらの美術館で行われるようです。そのため大雑把に分けると、今後バウハウスの校舎はヴォルター・グロピウスが手がけた建築空間を楽しむ場所に、そしてバウハウス美術館デッサウではバウハウス関係の資料や関係者の手がけた家具などの展示を楽しめる場所になるようです。

美術館の見どころは非常に充実した資料の展示。バウハウスが発行した書物や雑誌などバウハウス関連の資料がふんだんに展示されています。こうした資料展示だけでなくマルセル・ブロイヤーの手がけた家具、そしてオスカー・シュレンマーの手がけた舞台衣装なども展示されています。他にも照明器具、建築模型、食器、写真作品など、バウハウスに関連する様々な展示物があります。このように多種多様な展示物を鑑賞できるため、バウハウスの持つ多様性を実感できる場所にもなるでしょう。

バウハウス美術館デッサウ / Bauhaus Museum Dessau

住所: Mies-van-der-Rohe-Platz 1 (an der Kavalierstraße), 06844 Dessau-Roßlau

開館時間: 2019年10月31日まで / 9〜18時(毎日)

2019年11月1日から / 10〜17時(毎日)

入場料: 8.5ユーロ

BERLIN EASY STAY ではバウハウスのガイドを行っています。ぜひお問合せページからご連絡ください。

※バウハウスについてはこちらの記事でも紹介しています※

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